最高と最低を更新し続けたい〜ベルギーひとり旅編〜

先日、ベルギーへひとり旅してきました。

 

理由はただひとつ。とっても尊敬していて、海外で多くの時間を過ごした前の会社のBOSSが好きな国だからです。その話を聞いて2日後にチケットを購入。5日後に飛行機に乗り込みました。

 

少しだけ、ベルギーでどんなことをしたか、写真とともにお伝えします。

ちなみに宿泊はAirbnbで見つけた台湾人の女の子の家でした。

 

  • 服を着ている小便小僧に会いました

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  • BOSSの通っていたフルーツジンのお店に行きました。(ほんとかどうかわかりませんが、BOSSのことを覚えてると言ってました。)

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と、まあもちろん他にも食べたり飲んだり食べたり飲んだり、美術館行ったりクラブ行ったりいろいろしました。

 

でも、総じてこの旅はわたしにとって普通でした。

もちろん、今回ベルギーに行かなかったらわたしはどこにも行かず、後悔する春休みを過ごしていた可能性がすごく高く、尊敬するBOSSの通ってたバーに行けたことはすごく、ほんとーに感慨深かったし、もちろん楽しい一週間を過ごせました。それに、私の勉強不足で「普通」と感じてしまったことも紛れもない事実です。

私にとっては、尊敬するBOSSにゆかりのある土地に行くこと自体が目的となっていたので、ベルギーについた瞬間に目標はほぼ達成されてしまったのかもしれません。 

私が言う「普通」は、「シゲキガタリナイ」ということだと思ってください。

以下が私がこの度が「普通」だと感じた要因です。

  • ヨーロッパに行ったことがある
  • 滞在期間が短い
  • なんだかんだ一人ではない
  • 安全な国
  • 言語が通じる

まあざっとこんな感じです。つまり、「経験済み」のことだらけだったのです。(実は最初から最後まで知り合いがいない中、海外でひとり旅をするのは初めてでしたが。)

 

言い換えると、私の人生の中で経験した最高も最低も越えていないということです。

例えば、私の経験したことのある最高と最低は(海外旅行において)・・・

  • 初めてのヨーロッパ、ハンガリーに留学し、一人で10都市旅をして、とっても温かい人にたくさん助けられた経験(最高)
  • ハンガリーの王宮から見下ろした夜景(最高)
  • お城のようなレストランでの高級な食事(最高)
  • ハエだからけの汚いお店でカレーを食べる(最低)
  • 知らない人にサリーを着せてもらって、お菓子を売る(最高?)
  • 水のシャワーしか浴びれない2ヶ月間(最低)
  • 食事のせいでデフォルトで腹痛(最低)
  • 砂漠で野宿(最低だけど最高)
  • 砂漠で見た夕日、満天の星空、朝日(最高)

 

と、上記はすべてハンガリーとインドでの経験です。他の国で印象に残っていることは残念ながらあまりありません。

 

だから、今回の旅はハンガリーでのひとり旅ほど、言葉が通じなくて大変な思いをしたり、遠くに行きすぎて帰れなくなったり、初めてのヨーロッパでアクシデントだらけになることは有り得なく、インドほど未知な世界で、uncomfortableな最低だけど最高な生活になるはずもなかったのです。

 

付け加えるとITはすごい。Airbnbで良さそうなホストを探すこともできるし、Facebookで友達にベルギーの友達を紹介してもらえるし。すごいけど、「旅」という観点から見たらやや便利すぎる。

 

何が言いたいかというと、人は経験が増えるほど、上限と下限の差が広がるから、その中間に位置する生半可なものもおのずと増えてしまうのだと思います。

この中途半端はものは、人の心を動かすことはできないのだと思います。

 

だから、どんどん最高と最低の記録を塗り替えるような経験をしていきたい、とそう思いました。

 

ちなみに、この最高と最低は他人と比べられるものではないと思います。いつも市大会止まりのチームが県大会に行くことができたら、それは大きな最高の経験です。たとえ全国大会に出ているチームが50チームも存在していたとしても。

 

でも、人間そんな簡単にそんな決断はできないのかもしれないし、運だって巡ってこないかもしれない。だって、私だってそう思っていたなら今回一人でアフリカに行けたか、と聞かれたら多分、いやほぼ確実に行けませんでした。

 

だからこそ大事なのです。簡単にできないから、大事なのだと思います。

最高と最低の差を広げる。しかも色んな分野で。そうして丸がトゲトゲの丸になって、そのトゲトゲがどんどんトンガって、そのトゲトゲボールをどんどん大きくするんだーーー!!!!!(そしたらまた丸になる・・・?)

 

http://irasutohosi.up.n.seesaa.net/irasutohosi/image/togetoge_pink_g-thumbnail2.png?d=a0

(イメージ図)

 

いずれにせよ、「自分の最高と最低を越え続けたい」 という新たな目標が決まった今回の旅は、意味のあるものとなりました。

 

実は行く前の成田でけっこう緊張してました。誰かに騙されていたらどうしようとか、飛行機墜落したらどうしようとか、スリやレイプにあったらどうしようとか、この前占いで言われたように怪我したらどうしようとか・・・その不安や心配を乗り越えてこんなにケロっとできているこの事実自体、意味のあることなのだと思います。きっと。笑

 

 

さて、余談です。

◼︎ヨーロッパのクラブでの日本人事情〜日本人女子大生のありのままの気持ち〜

ハンガリーでけっこうクラブに行っていたので、今回も友人に連れて行ってもらいました。高身長に金髪、青い目、白い肌、高い鼻・・・とやっぱりイケメンが多いヨーロッパのクラブはいいなぁと思うんです。(ちなみに私はゲルマン系の人が好きです。笑)

 

でもやっぱりヨーロッパだと日本人は完全なるforeignerなわけで、モテるわけないんですよね(私のせいかもしれないけど)。今回寄ってきたguyといえば、

  • 微妙な年齢のおじさん
  • 話してるとやたらツバの出るモロッコ人
  • ちょっと臭うターキッシュ
  • ヨーロッパ系でない外国人
  • 背の低いヨーロッパ人

(偏見が入っているかもしれません。予めお詫び申し上げます。)

 

やっぱり私は外国人なんだなと思うわけです。そこで、以下に彼らを避けるコツを列挙しますので、ぜひ参考になさってください。

  1. とりあえず乗っておくが、目を合わせない
  2. 人混みに紛れて離れる
  3. タバコ吸いに行くから一緒に来る?って聞かれたら被せ気味で"No"と言う
  4. トイレに行くからここで待っててと言われて"okay"と言っておいて待たない

まあ1の目を合わせないが一番いいかと思います。

 

でも時に切ないキモチにさせてくれますよね、あの箱は。

 

ちなみになのですが、私を連れて行ってくれたチェコ人の女の子は、途中からあるベルギー人男性とすごくいい感じになり始め(悪い予感がする・・・)、その悪い予感が的中。夜中に一人でタクる羽目になったわけですが、クラブあるあるですね。ははは

 

 

さて、もう一つ余談です。

◼︎ブルージュの病院博物館

死ぬ直前の人にインタビューしたというインタビュー記事が飾られていました。

インタビューの質問項目を抜粋します。 

  • What are you feeling right now?(今どういう気持ちですか。)
  • Tell me about your dream.(あなたの夢を教えてください。)
  • Have you ever been in love?(恋に落ちたことはありますか。)
  • What does it feel like?(それはどんな気持ちでしたか。)
  • How does love play a role in your life?(「愛」はあなたの人生でどのような役割を果たしますか。)
  • Do you have any regrets?(後悔はありますか。)
  • What does the word happiness means to you?(「幸せ」という言葉はあなたにとってどんな意味を持ちますか。)
  • Do you believe there is any meaning of life?(あなたは人生に意味があると信じますか。)
  • What do you think of the world right now?(今の世界をどう思いますか。)
  • How would you like to be remembered?(人にどう記憶される人間で有りたいですか。)

 よく、「今日が最後の日だと思え」って言いますよね。だから、この質問も今元気に生きている人にも何かヒントになるのではと思いました。

 

最後にひとつ、実際のインタビューされた方の言葉を引用して本エントリーを締めくくります。

The key to life is the realization that there is more than one key.  I have had two glorious loves in my life, that's just about the best thing.  What more could a man want? It's been a wonderful, wonderful ride. 

 

 Nozomi Miyasaka